【本記事の信頼性】
Ai / Eco Cosmetics(@EcoCosmeticsJP)
もくじ
代表的なアロマ精油、「ラベンダー」
誰もが使いやすいアロマ精油の一つ、ラベンダーについて記事にしています。(約3分で読めます)
日本有数のラベンダー畑、北海道の「富田ファーム」で植物の力を集約したオイルづくりや香水の歴史について知ることができます。
ハーブでの製品づくり、やってみたい!
ラベンダーの精油の効果・効能
一般的にもよく使われるようになった精油、「ラベンダー」は癒しの力のある精油です。
★精神的ストレスを和らげる効果
★精神的ストレスが原因の不眠、胃痛、頭痛などを緩和
★更年期の不安定な心を安定させるのに役立つ
★月経前症候群(PMS)にありがちな不安定な心を落ち着かせる
★抗菌作用や消炎作用があるのでスキンケア向き
素晴らしい効果のある植物です。
ラベンダーは別名「ハーブの女王」と称されています。
100種以上の品種の中で、効能が特にあるとされるのは以下のラベンダーです。
学名:Lavandula officinalis, Lavandula angustifolia,Lavandula vera
科名:シソ科
使用部位:花部、葉部
主要成分:精油、フラボノイド、タンニン
主な作用:強壮 抗うつ 抗菌 消炎 鎮静 鎮痛 など
適している症状:イライラ 不安 緊張 不眠 痛み
いろんな効果があるなんて、本当に植物は複雑で面白いです。
以前は石油系の単離成分の方が「効く」と思っていましたが、植物にはまだまだ解明されていない成分が複合的に含まれていることを学んで以来、天然派になりました。
石油系人工香料が苦手という理由もあります(強いケミケル系の香水は気持ち悪くなります)。
香害は実際にあり得ることで、石油由来の香料はホルムアルデヒドに構成が近く脳や神経系に良い影響は与えないそうです。
天然の精油は気分が悪くなることがありません。体の答えだと思います。
北海道の「ファーム富田」では、天然精油の抽出方法(作り方)を知ることができます。
ラベンダーの聖地、「ファーム富田」に行ってきました
昭和12年、フランスからラベンダーの種を持ち帰った曽田香料の創始者・曽田政治氏によって、ファーム富田も日本の精油作りも始まります。
5年後に日本初の精油作りに成功!日本中で栽培されるようになるラベンダーですが、合成香料の価格に負けて一時下火になります。
ですが、その後天然のラベンダー作りをなんとか守ろうと人々と協力して合成香料をしのぐ事業に再建し、ファーム富田を守りました。
美しいラベンダー畑の写真を広めてくれたフォトグラファーや多くの協力者のおかげで、ファーム富田のラベンダー作りは守られ、その後石鹸作りなど多種製品の開発や販売に発展していきます。
農業は人件費のわりに採算が取りにくい面があり、化学香料にコスト面で負けるとなると本当に苦しい時期があったはず…私たちの想像の及ばない努力や葛藤のあった歴史を効くと、より一層大切に精油を使おうと思いました。
南フランスのラベンダー生産者組織とも繋がりがあるそうです。
ラベンダー栽培の功労者に贈られる称号「オートプロヴァンス・ラベンダー修道騎士」を授与されています。
地球全体で天然香料を応援している気がして嬉しくなります。
蒸留のための装置
オーガニックな製品たち
園内のお土産屋さんには、ラベンダー由来のコスメや精油が種類豊富に取り揃えてありました。
マッサージオイルはベースオイルで希釈されてアロマ精油配合されていてすぐに使えるものです。
純粋なアロマ精油ももちろん購入しました。
香りが本当に良く、感動的でした!
植物から化粧品が作られる過程を感じられるのでぜひ行っていただきたいオススメの場所です。
お忙しい方は商品をインターネットで注文することもできます。
→北海道のラベンダー畑 「ファーム富田」公式HPはこちら
植物由来でも石油系の媒介を使用することは「キャリーオーバー」と称される成分が残る可能性があります。水蒸気での蒸留や二酸化炭素での抽出だと石油系成分が残らないので安心です。
ラベンダーの歴史とともに香りや美しい花に癒されるファーム富田まで旅してみましょう!
関連記事:【A’kin(エイキン)】オーストラリア生まれのオーガニック&100%ヴィーガンコスメ。ローズヒップオイルを使った感想をレビューします
最後までお読みくださりありがとうございました。
※記事一覧はこちら
肌にも地球にも優しいエココスメ研究家 Aiより愛を込めて。