※あくまで個人の感想を記事にしております。
・ESG投資とは?
・SDGsとは?
・買い物は投票という意識に変わります
もくじ
コロナウィルスは地球の声?
新型コロナウイルス感染症(COVID-19)WHO公式情報特設ページ
まず、コロナが早く落ち着くことを願っています。
医療の現場や病気と闘っている方が早く元の生活に戻れるようにと心から願っています。
毎日コロナに関する状況が変化している中で不安に感じている人は多いはず。私もその一人です。
できるなら家から無駄に出ることは控えたいし、電車も乗りたくないと思います。
自分以上にその先の誰かが亡くなる可能性を増やしてしまう。そのことを自覚するほど休日は出かけないようになりました。
実は、そこまで深刻に3月下旬の時点で考えていませんでした。友人の誕生日会にも参加しようとしていた。フランスに住んでいる友人から真剣に指摘された時にあまりにも楽観的なのではと反省しました。
その後、オリンピック延期が決定。その翌日には小池東京都知事が二日間連続で緊急会見をされ、3月28日(土)29日(金)の週末には東京都での外出自粛が発動されました。
自覚を持ちにくい若者へ、日本のyoutuberのヒカキンさんもリアルな一人暮らしの状況や帰省や外出を控えて一人一人の自覚を持つようにとメッセージを送っています。共感したのでシェアします。
世界各地でコロナの為に工場が止まると空気が綺麗になっている?
世界中の都市で「ロックダウン(都市封鎖)」が始まり、ゴーストタウンのような街がインターネットやメディアに出ていて、各地に住んでいる友人からリアルな話を聞くと決して人ごとではないことを感じています。
そんなコロナでの一大事なのですが、暗い面以外に明るい気づきもあります。世界中で協力して行こうという気持ちと、もう一つは環境面での良い変化です。
中国で工場がストップしたことで、深刻な大気汚染がストップしたと言うニュースです。NASAを始め、世界中で確認された事実としてシェアされています。
一説では、コロナで犠牲になってしまった方の人数よりも大気汚染での肺のトラブルで亡くなる方の方が桁違いに多いのだとか。。。
中国だけではありません。
中国に次いでイタリアも大気汚染が進んでいた国のひとつで、コロナによって企業活動が控え目になった結果、大気汚染が減っていることが報告されています。
ベネチアも水がきれいになって、魚が小川に戻ってきたという記事も見たことがあります。今まで色んなことが「やりすぎ」だったのかな?と感じると共に負荷を減らす方法はこれを機に見つかって行くのではという期待を感じました。
必要ない稼働の見直し?
中国からの大気汚染を感じる、と福岡に住む友人から聞きます。
前出の「コロナで工場稼働がストップすると空気がキレイになる」現象は、購入している私たち日本人にも責任があると思うんです。
100円均一などはほぼ「Made in China」ですよね?
人件費が安いからと国内の産業を新興国に依存して、環境保全もままならないまま稼働し続けて差額で利益を上げていくモデルに頼るのであれば、私たちも共犯なのかも知れません。
プラスチックゴミを自国で処理できず、輸出として新興国に押し付けていたツケがマイクロプラスチックですし、コロナの件では環境面での負担がどれだけ深刻だったかを気づかさせられます。原発も地震の後で再稼働しなくても日本の電気は行き届いているし、自然は色んなことに気づくきっかけを与えてくれます。
必要あるものなのかどうか。最小限になるように、最適化されるように強制的に動かされている気がして仕方ないのは私だけではないはず。。。
入門書としておすすめ「ESG入門」
新品価格 |
この記事でご紹介させて頂きたいのは「社会を変える投資 ESG入門(アムンディ・ジャパン/日本経済新聞出版社)」です。
投資に関心を持ったきっかけは、長期的に積み立て投資をすると安定したリターンが見込める「インデックス投資」という単語をファイナンシャルプランナーさんから教えて頂いたことでした。また、エンジェル投資家やスタートアップでの融資、ベンチャーキャピタルの方に出会うことで関心を持つようになりました。
それまでは投資と投機の違いを知らなかったので、「投資=怖いもの」のイメージが強く関心を持たないようにしていました。
この本では、ESG (環境:Environment、社会:Social、企業統治:Governance) を反映した資産運用であるESG投資を一般の私のような人間でもわかりやすいように噛み砕いて伝えてくださっています。
お金の勉強、日本でも子供の頃から学ばせて欲しいです。
高校の時の経済学よりももっとリアルな話を、興味が持てるような内容を知りたいです。
環境:Environment
社会:Social
企業統治(ガバナンス):Governance
の頭文字からなる言葉。
運用の世界で近年高まりつつある意識のひとつであり、
市場の拡大だけでは成長できなくなり「継続可能」な在り方が企業の存続に必要なため、改めて環境やステークホルダー(関わっている全ての企業など)との関係性を重要視する考え方のこと。
企業としてESGの課題にどう取り組んでいるかは企業の持続性に関わるため、投資の指標の一つになっています。
2006年 当時のコフィー・アナン国連事務総長が責任投資を提唱した時に初めて使われた言葉。
SDGs(持続可能な開発目標)とは?
そもそもの経済活動は、誰かの悩みに対してサービスや商品を提供した結果、お礼として収入が発生するもの。会社として多くの賛同者からお金を集め、個人ではできないボリュームで取り組むために株式会社の仕組みがあり、「投資」が行われます。
市場拡大だけでは伸びなくなり、かえって古い方法での開発が環境面や社会に歪みをもたらしてしまっていることが顕著になってきました。
そこで、2000年国連ミレニアムサミットで環境や社会問題に取り組むための目標を設定し、2015年には「SDGs=持続可能な開発目標」に受け継がれ2030年までを見据えて採択されました。
Sustainable Development Goals
2030年に向けて世界が合意した「持続可能な開発目標」です。
1.貧困をなくそう
2.飢餓をゼロに
3.全ての人に健康と福祉を
4.質の高い教育をみんなに
5.ジェンダー平等を実現しよう
6.安全な水とトイレを世界中に
7.エネルギーをみんなに そしてクリーンに
8.働きがいも経済成長も
9.産業と技術革新の基盤をつくろう
10.人や国の不平等をなくそう
11.住み続けられるまちづくりを
12.つくる責任 つかう責任
13.気候変動に具体的な対策を
14.海の豊かさを守ろう
15.陸の豊かさも守ろう
16.平和と公式をすべての人に
17.パートナーシップで目標を達成しよう
出展:国連開発計画
ESG投資の根本的な考え方は、1920年代の米英でギャンブル、武器、お酒、タバコの製造販売を投資対象から外すと言うムーブメントから始まった社会的責任投資から始まっているそうです。
その後歴史的にも人権問題や環境問題が起こる度にフォーカスされ、今後より一層注目される指標になるはずです。
【まとめ】今を慌てず騒がず、長期的に大切なものは何か?を考える為にもこの本を読んでみよう
今、コロナのおかげで自宅にいる時間はチャンスかも知れません。
意外と色々出かけなくても生活がまかなえてしまうことも気づいていたりします。例えば満員電車に乗らなくてもリモートワークで仕事ができてしまう方もいらっしゃると思いますし、本当に必要なものは何かを考える時間がたくさんあります。
ESG入門を読んで一番良かったと思うのは希望を感じられたこと。環境面や人への優しさをもとに継続できる事業かをチェックしている投資家が世界中にいて、大きな力で世の中がおかしい方向に行かないように守ってくれるはずと感じられたことです。
私も等身大サイズではありますが、商品を購入するときはどんな企業から購入したいか、将来投資をしていくならどんな企業に夢を託したいか考えるきっかけになりました。
ぜひ、実際に本を手に取って頂いて(Kindle版もありますのでウィルス心配せずに今すぐ読めますよ!)改めて身の回りの商品や会社について思いを巡らせてみると毎日の景色がちょっとだけ変わります。
新品価格 |
最後までお読みくださりありがとうございました。
※記事一覧はこちら
肌にも地球にも優しいエココスメ研究家 Aiより愛を込めて。